汗抜きクリーニングって何?
汗の成分は殆どが水分ですが、塩分やアンモニアなども含まれます。
放置しておくと水分は蒸発しますが、残留成分は残ります。
それらの残留成分は水には溶け出しますが、ドライ溶剤には溶け出しません。
つまりドライクリーニングしかしないと、残留成分がどんどん蓄積されていくのです。
すると・・・・
- 汗じみが出来る。(脇、エリ、袖口などの黄変)
- 服が重たくなったような気がする。
- ベタベタする感じがする。
- 臭いがする。
- ゴワゴワ・カペカぺになっている。
- 粉が吹いたようになっている。
このような症状が出てきます。
それをキレイにする為の方法が汗抜きクリーニングなのです。
汗抜きと言ってますが、汗だけではありません。
他の水溶性の汚れにも非常に有効です。
嘔吐した服とかは、臭いも取れてバッチリ綺麗になりますよ。
是非、当店自慢の汗抜きクリーニングをお試し下さい。
汗抜きの種類
昨今、汗抜きをメニューに加えているクリーニング屋さんが増えてきましたが、汗抜きも大きく分けて2つに分かれます。
一つはウエットクリーニング(水)で洗う方法と
もう一つはドライクリーニングで洗う方法です。
それぞれのメリット・デメリット | |
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ウエット | 難しい・・・本来ドライでしか洗えない物を水で洗うのですから知識と経験と技術が必要になります。 手間が掛かる。 仕上げが大変。・・・水に浸けるとシワがきつくなるので仕上げが大変になります。 コストが高くなる。 ほぼ完全に汗の成分は落ちる。 |
ドライ (汗抜きソープに水分が含まれている) |
機械任せで洗えるので手間が掛からない 仕上げは簡単 コストが安く出来る 結構な割合で汗の成分は残る。 |
ドライ (汗抜きソープに水分が含まれていない) |
機械任せで洗えるので手間が掛からない 仕上げは簡単 コストが安く出来る 殆ど汗の成分は落ちない。 |
残念ながら満足できる洗剤はありませんでした。
本当のウエットクリーニングと比べると雲泥の差です。
ドライの汗抜きが無意味な物だとお分かり頂けると思います。
濃色のスーツなどは汗の汚れが目立ちませんが、処理後の液は同じ様に黄色くなります。
当店の汗抜きクリーニングの特徴
- 特殊洗剤を調合し、特殊技術で1点1点完全ウエットクリーニングしています。
- カシミヤのコートやアンゴラのセーターでも出来ます。
- 水に浸けただけで色が出る、堅牢度の低い(染色の弱い)物はお断りする場合があります。
- 比較的新しい黄変は落ちますが、酸化の進んだ黄変は特殊シミ抜きで落とさなければなりません。
- 料金はクリーニング代金+420円です。